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2006-03-09

「ナラタージュ」感想




本屋で表紙買いしてしまいました。

前々から読んでみたいと思ってた小説です。

作者の島本理生さんは1983年生まれ、自分より3つ上なだけです。

こんな若い人がちゃんとした小説を書けるというのは凄いことだとおもいます。


ナラタージュは「映画などで、主人公が回想の形で、過去の出来事を物語ること。」だそうです。(「ナラタージュ」より引用)

ストーリーも主人公が過去の恋を思い出していくって感じです。

主人公の泉は高校時代の部活の顧問の葉山に恋していましたがそれを伝えることができない。

泉も葉山も結局は両思いなのにそれを伝えることはできない。

違う人と付き合っても葉山を忘れることができず、最後には気持ちが伝わってるが別々の道を歩き出す。


個人的にはものすごく読みにくい作品でした。

もともとあまり読まないジャンルということもあるかもしれませんが(でも青春ものは好きなんだけどな)。

話がいきなり過去の過去に戻ったり、よく分からないところで行を変えたりとまとめきれてないようだと思います。

登場人物では泉の感情や考え方には共感するところはありましたが葉山には全く共感しませんでした。

むしろ嫌いなタイプです。あれはリアルにはいないでしょう。

泉が一時付き合う小野には共感できました。

どれだけ彼女に尽くしても自分が愛されてるかわからない。

それだけ不安になって彼女につらく当たってしまう。

ただ別れる直前あたりになるとあまりに性格が変わるのでかなりむかつきましたが。

読みながら東野圭吾の「変身」を思い出しました。

サイドストーリー的に語られる部活の後輩、柚子と新堂の話は泉の話よりおもしろかったです。

むしろこっちをメインに持ってきたら良かったのでは?と思ってしまいます。

柚子が死んで新堂が変わってしまい行方不明。

ラストにそれぞれの今が書かれていますがぜひ新堂を書いてほしかった。あと小野も。

この小説はプロローグに現在の泉が出てくるので最後まで読んでからまた最初を読み返すと感慨深かったです。


全体的にはまあまあだと思いました。

まだ若い作者だし、これからおもしろい作品を書いてくれるのでは。

少しこの作者のほかの作品も読みたくなりました。

ただ買うほどではなかったかな。

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