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2006-12-04

「胡蝶の夢」感想

小説の感想は久々になります。
今まで司馬作品は実家にあるものか購入していたんですが、よく考えたら学校に全集があるじゃない!!って気づきまして即借り。
案の定まっさらっだったので誰も借りた人がいないんでしょうね・・・
元々「竜馬がゆく」を先に呼んでたんですが、最終巻だけいつまでたっても返ってきてないんですよ。
やっぱり人気作品だと思ってしまいます。

主人公は幕末の蘭方の医者である松本良順です。長崎でオランダ人のボンペに支持し、最新の医療を見につけ、医療を広めていき、後には賊軍となって新撰組とともに行動した人物です。俺は新撰組の漫画を読んで名前は知っていました。その松本良順の弟子、伊之助、義兄
佐藤舜海、関寛斎を軸にして話が進みます。

読んで思ったことが江戸時代の身分差別問題を大きなテーマにしてること。江戸の厳しい身分制度によって人が区別され、人々の重荷になっている。それが習慣であり、当然であり、そのため、学問も自由にできない。維新によりその規律が消え、違う世の中になるとゆうまでを描ききってますね。
当時の医療技術を知ることもおもしろかったです。漢方が徹底された奥医師の世界や手術もろくにできない医師たち。
蘭方は禁じられてるため習うことが難しく、長崎まで出て外国人に教えを請う書生たち。
幕末は日本が凄い勢いで回転する時代なので読んでいて飽きが来ません。

個人的に良順の項より伊之助の話を読んでいる時のほうがおもしろかったです。司馬作品に好まれる明るいはっきりした青年ではなく、人間関係がわからず人の感情が分からない、人から嫌われる青年です。しかし語学力においては天才で幕末において、いくつもの言語が喋れるにも関わらず苦労の人生を送ります。彼の波乱の人生がなければこの小説はおもしろくなかったかなあと。
俺の天才好きというのもありますが。
しかし深く感情移入されるキャラクターです。司馬先生も特別この人物に愛着があったんだと思います。








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